これは今の時代の価値観ではどう判断されてしまうのか…
私が小学生のころ、「世界名作劇場」というアニメのシリーズがありました
「トム・ソーヤの冒険」もその一つで、確か見ていたはず…
けど、具体的なストーリーはあいまいなので改めて見てみることにしました
年取った人がよくやるパターンです
今はいろんな過去の番組がサブスクで見れてありがたいです
でも大人になって内容をじっくり見てみると、だいぶ衝撃な内容がモリモリ~
全体として大泉洋、いやトムの小学生時代のエピソードからなるストーリーなんですが、
そもそもその舞台が19世紀半ばのアメリカミシシッピー
第一話のナレーションでトム自身が言っていますが、
まだ奴隷制度の名残があるような時代の話
トムの家にもジムという使用人の黒人がいます
別につらい生活をしていることはないですが、
黒人として生きる厳しさをみせる話もあります
登場人物の中には先住民の混血(←この表現使ってますのでそのまま引用)で、
インジャン・ジョーというならず者が殺人事件を起こしたりもします…
子供向け番組ですよね、コレ?!
あと、トムたちの学校の担任でドビンズ先生という男性がいるのですが
トムや、悪さをした子供にすぐ「鞭打ち」をします!50回とか!!
す、すごいぞ;
これ私子供のころ見てたんだよな…
しかもこのドビンズ先生、まるで生徒のことを信用していなくて傲慢
腹立つ教師なんです!
それで一度子供たちから復讐を受けるんですが、
これがまた現代ではアウトであろう内容で苦笑
(秘密にしていたヅラを生徒の前で取られたうえ、落とし穴にはめられるという悲惨さ…)
結構な衝撃を受けてしまいました
でもこれも子供のころ普通に見てたんだろうな…
最後の方では、トムとハックが金貨を発見してそれを自分たちのものにできるのですが、
ハックには保護者がいないため「後見人制度」が適応されます(その言葉自体は物語に出てきませんが)
ちょうどブリトニー・スピアーズのことが話題になったタイミングだったので、
おおー!と思っちゃいました
これもアメリカですね
なんだか平凡な小学生の日常を描いただけの作品と思っていたら
予想外の刺激的な物語でした
細かいそういった内容的には賛否あるかもしれません
ただ、他国の文化や歴史を学ぶことは、その国の人を理解するのに役立ちますし
これはあくまでアニメで、フィクション作品として、
是非これからもあえて「子供向け」作品としてオンエアし続けてほしいと思います
そしてその子供がまた私のように、大人になってから改めてこの作品を見て、
その時なりの衝撃を味わってほしいですね
それも楽しい経験です
あと何より、
主題歌の「誰よりも遠くへ」
いい歌だな~
ちゃんと覚えてましたよ
毎回始まると一緒に歌いたくなります:いえ歌ってます(笑)
とにかく「世界名作劇場」の作品全般ですが
この時代のアニメは主題歌もタイアップとか関係なくて好感が持てます
ピーターパンが”ゆうゆ“なのは(秋元康&おニャン子絡み)ビミョーですが…時代ですね
最初のトムとその友達が連なってムカデのように行進するシーンも覚えています!
なんか真似して足上げたくなります~
リズムにあわせるの意外とムズイ…
あとトムはいい奴だしな~ う~む…
やっぱり今の子たちも見せるべきですね
気になったらぜひ自分の目で確かめてください
ではまた次の作品にて…