”アリ”の生態かあ、おもしろそうだな~と思ってみて見たら、
いきなりカブトムシの腹面でてきたー!!ひえ~ キモイ!!
この「アリのままでいたい」は昆虫写真家の栗林慧(さとし)さんという方が監修した
昆虫ドキュメンタリー映画?でした
意外とというとなんですが、
キャストも有名どころ
ナレーションはDaigo(メンタルやられてるメンタリストではないほう)、吉田羊、杉崎花という顔ぶれで、エンディング曲は福山雅治が歌ってました
*すべて敬称略です、すみません
私は子供の頃は田舎育ちで兄がいたものだから、虫取りなんかはしょっちゅう行ってたタチです
ゴキブリとコオロギ、ウマオイ(たまにトイレで出くわし悲鳴を上げてました)以外なら
たいてい手で触ることはできたように思います
実は結構大人になってからも昆虫には惹かれるところがあり
たまにNHKでやるTV番組やこういったドキュメンタリーを見たりしています
この作品はたまたまhuluでやっていたので
それこそ”アリンコ”の生態を見たい!と思って見たつもりだったのですが…
さっき言った通り、いきなりカブトムシの”腹面”出てきちゃいましたー
きゃーー
カブトムシやクワガタって背中面はつるんとしてて見た目怖くはないんですよね
しかもカブトムシはここ掴んでくださいと言わんばかりの
取手のような”つまみ”の角があるから掴みやすいし
やはり子供のころはみんな好きでしたよね
作品の内容としては
よくあるカブトムシvsクワガタの決闘シーンや
カブトムシの生態や一生をドラマチックに見せてくれるところから始まります
カブトムシが案の定、クラガタを投げ飛ばすシーンはカッコいいのですが…
そのあと登場するのがMantis、 そう、カマキリです!
カマキリも子供に人気ですよね
私もよく捕まえに行きました
そして残酷なことに、オオカマキリのお腹にいる”ハリガネムシ”を見たくて
たまにわざと道路を這わせて車に轢かれるのを待ってたりした記憶が…
ほんとに残酷なことしてました
兄や年上の男子の入れ知恵ですよ、あくまで
今は反省、そしてこのようなドキュメンタリーを見て
彼らの生態の潔さ、ムダのない生きざまに感心しています
おそらく一般的にも今では有名な話かもしれませんが
カマキリのメスは、交尾の後オスを食べちゃうんですよね
栄養として戴いちゃうんです
合理的で潔すぎでしょ!
まあこの行動自体は私も知っていたのですが、
なんとこの作品で見たのは…
そもそもメスは動くものがすべてエサという認識なのだそうです
だから、オスは交尾をするために
そろーりそろりとメスに近づき後ろから忍び寄るしかないのですが、
なんとこのメス、後ろに乗りかかってきたオスの顔を食べちゃうんですーー
すでに交尾の体勢になっているにも関わらず
メスはオスの顔を食らい、
オスはオスで顔を失くしても、最後まで行為をやり抜くんです…
ああ無常
頭のないオスが交尾をやめない姿…
壮絶です
こんなにまでして子孫を残そうとするようプログラミングされてるなんて
すごいとしか言いようがないです私は
ほんと、だれがこんなこと
*敢えて神様とは言わない
すべての地球上の生物は、
いわゆる種の保存のため連綿と永遠に続くかぎり繁殖行為繰り返し
生と死を繰り返している
生きる意味とか生まれてきた意味なんて考えて悩まされている人間って
なんなんですかね
またこれもヒトとして生きるためプログラミングされているということかもしれませんが
シンプルに生きる昆虫や他の生物を
時には参考にしたいと思うのは私だけではないのでは?
この地球上の生き物の70%は昆虫の仲間だそうです
しかも4億年ほど前に誕生し今日まで、そしておそらく
これからも延々生き残るのではないかと思います
人間の招いた地球温暖化のせいで
これから絶滅する種もいるかもしれません
でも昆虫がいなくなる時は、地球もなくなる時じゃないですかね
この手のドキュメンタリーを見ると思うのは
地球ってすごい!
地球は本当に奇跡的な星なんだということです
人間なんてたかだかその地球に生息する生物の一種にすぎない
地球のことを「母なる大地」と表現することもあるけど
まさに人類も昆虫も、
地球という母がいなければ今ここに存在しないし
地球の法則には逆らえないということにも気づきます
この世界を支配するのは地球であり
人類なんか引っ込んでろ!って感じです
そうみんなが考えられたら
スウェーデンの小娘に罵倒されることもなかったでしょうに 苦笑
とにかく生き物の大先輩である昆虫
その逞しく、ムダのない粛々とした生き様を見て
私という人間はこれからも謙虚に生きたいものです
勉強させていただきました~w